土壌汚染調査技術管理者試験 対策講義 ⑤

アーサー技建は、土壌汚染浄化工事会社です

土壌汚染調査技術管理者試験 対策講義 ④  の続き

土壌汚染調査技術管理者試験 対策講義 ⑤  セクション44〜53です

 

対策講義 ③④に比べて、法体系というよりは試料採取・分析という分野なので

アタマに入って来やすいカテゴリーです。

 

 

 

44 土壌ガス採取

45   土壌ガス分析

47  VOC ボーリング土壌採取

48 土壌ガスが採取できない場合の地下水採取

49 第二種(第三種)試料採取地点・場所(深さ)

50 第二種(含有量)試料採取・分析

51  ボーリング調査・滞水層

52 状況調査における試料採取の方法

53  岩盤

 

 

 

44 土壌ガス採取

 

Appe5-1

土壌ガスの分析は、現地で行う場合は採取から24時間以内、現地以外の分析室で行う場合は

採取から48時間以内で行う。なお、現地以外の分析室に運搬するときは、既知濃度の

運搬用標準ガスを用いて運搬及び保管による濃度減少を評価し、運搬前の濃度と

分析値の差が±20%以上の場合は土壌ガス濃度補正を行うことになっている。

分析方法は、土壌ガスに含まれる試料採取対象物質の濃度の定量が可能であり、かつ、

定量下限値が0.1volppm以下 ベンゼンにあっては0.05volppm以下である方法を用いる 

土壌ガス採取は雨天中止、地上部に水たまりがあっても中止

R3AM35…5

 

土壌ガスの試料採取は、直径15mm~30mm程度、深さ0.8m~1.0m裸孔で通常行う 

採取した土壌ガスは、常温暗所で容器の内側が結露しないように運搬及び保管する

 

 ・土壌ガスの採取装置の導管は、導管内のガス量を少なくするため、できるだけ短いものを使用する

・土壌ガスの採取装置の捕集部を捕集バッグにする場合、内容量は約 1 〜 3 Lのふっ素樹脂、PPなどの

 合成樹脂フィルム製のバッグで、試料採取対象物質の吸着・透過・変質を生じないものを用いる 

R3AM35…5

 

 

R3AM35…5 R2AM34…5 H29AM24…4 H29AM20…3 H28AM22…2 H27AM18…3

H26AM18…5 H25AM23…1 H25AM18…2 H24AM14…4 H23AM18…2 H22AM18…1

 

 

 

 

 

45  土壌ガス分析

 

Appe5-9、Appe17-2

土壌ガスの分析は、現地で行う場合は採取から24時間以内、現地以外の分析室で行う場合は

採取から48時間以内で行う。なお、現地以外の分析室に運搬するときは、既知濃度の

運搬用標準ガスを用いて運搬及び保管による濃度減少を評価し、運搬前の濃度と

分析値の差が±20%以上の場合は土壌ガス濃度補正を行うことになっている。

分析方法は、土壌ガスに含まれる試料採取対象物質の濃度の定量が可能であり、かつ、

定量下限値が0.1volppm以下 ベンゼンにあっては0.05volppm以下である方法を用いる 

土壌ガス採取は雨天中止、地上部に水たまりがあっても中止

 

 

・採取した土壌ガスのクロロエチレン濃度を測定したところ、ガスクロマトグラフ質量分析計の 

 測定結果(生データ)は 0.06 volppm であった場合、0.1 volppm 未満と報告する

・濃度既知の運搬用標準ガスを用いて運搬及び保管による濃度減少を評価したところ、運搬前濃度

 より分析値が10%減少していた場合、同時に持ち帰った試料の濃度補正は行う必要がない 44R3AM35…5 

 

 

R3AM35…5 R2AM35…2 H30AM27…4 H30AM18…3 H29AM23…3 H29AM17…2

H28AM16…3 H27AM24…4 H27AM23…1 H25AM21…3

 

 

 

46 土壌ガス 相対的濃度の高まり

 

GL264、GL266

隣接するすべての単位区画よりも高い濃度の区画

土壌ガスが検出されたすべての単位区画は1つの代表地点の最も濃い所の評価となる

ただし代表地点と上の評価が異なる場合は、当該代表地点の土壌溶出量調査のとおりとする

 

 

H29PM4…5 H29AM31…3 H28PM4…2 H28AM32…1 H27AM26…2 H27AM17…3

H26AM28…3 H25AM30…3 H24AM17…3 H22AM25…4

 

 

 

 

47 VOCボーリング土壌採取

 

ボーリング調査は土壌ガス濃度が相対的に高いすべての地点で行う 

 

土壌ガス調査地点と地下水調査地点が混在する場合は、土壌ガス濃度と地下水濃度

それぞれについて、相対的に数値が大きい地点で、ボーリング調査を行う

 

試料採取は、汚染のおそれが生じた場所の位置(汚染のおそれが生じた場所の位置が明らかでない場合は表層)で行う

H25AM17…A、H27AM16…A

↑の場合で、地表に舗装・砕石がある場合は、舗装・砕石直下表層と読み替えて行う

H22AM17…B、H25AM17…B

地表から汚染のおそれが生じた場所の位置の高さまでの土壌は試料採取を行わない

R元AM17…E、H25AM17…C、H27AM16…B

滞水層の底面とは、滞水層を満たす地下水の受け皿となっている難透水性の地層の

直上部を指し、この難透水性の地層は、透水係数は、10-7 m/秒以下でなければならない

H25AM17…E、H27AM16…D

 

 

 

 

R元AM17…4 H27AM16…2 H25AM17…5 H24AM18…5 H22AM17…3

 

 

 

 

 

48 土壌ガスが採取できない場合の地下水採取

 

GL231~232、Appe7-3、Appe7-4

パージしない  スクリーン設置区間の中間深度から採水

H26AM24…C、H26AM24…B、H30AM21…B

地下水がっていても濾過しない  かき混ぜない  気泡が入らないようにして満水にして密栓する

H22AM22…(2)、H26AM24…A、H28AM20…(2)(3)、H30AM21…D

試料容器は、ガラス製容器、容量は200ml~500mlのものを使用する        PEは×

H28AM20…(1)

分析をただちに行えない場合は、保冷材を入れたクーラーボックスで運搬する  凍結は×

H28AM20…(5)、H30AM21…C

余剰水は、すべてポリタンクに保管し、分析室へ持ち帰った後、適正に処理する

H26AM24…D、R2AM33…A

土壌ガスが採取できない場合において、地表から1mの深度でも

地下水を採取できない場合は最大2m深度まで掘り増しして地下水を採取する

H22AM24…(5)

 

 

R2AM33…5 R元AM33…2 H30AM21…3 H28AM20…3 H26AM24…5 H23AM22…4 H22AM22…2

 

 

 

 

 

 

 

 

49 第二種(第三種)試料採取地点・場所(深さ)

Appe8-2

全部対象区では単位区画ごと 一部対象区では5地点混合

H24AM22…B

単位区画内に土壌汚染が存在するおそれが多いと認められる部分がある場合は

その部分の任意の点とし、それ以外の場合は試料採取区画の中心とする 

同一単位区画内に土壌汚染が存在するおそれが多いと部分が複数存在し、汚染の

おそれが生じた位置がそれぞれ異なる場合は、それぞれの土壌汚染が存在する

おそれが多いと認められる地点において試料を採取する  H24AM15…C

全部対象区画内が建築物、コンクリート、アスファルトなどで覆われている場合は

それらの被覆物を除いた位置を地表と見做して試料を採取する

その際、地下水が出てきたときは土壌にかえて地下水を採取する R元AM34…(1)、H24AM15…B

地中埋設物の直下での土壌採取ができない場合は1m以内の同じ深度から採取する

表層および深さ5~50cmの土壌試料を採取した場合は、分析室に持ち帰ってから均等混合する R元AM34…(2)

人為由来汚染の法4条調査においては深さ10mまでの土壌試料を採取する       H30AM26…C

 

 

R3AM15…2 R元AM34…2 H30AM26…2 H29AM16…5 H27AM20…2 H26AM22…2

H25AM20…1 H25AM3…3 H24AM22…3 H24AM15…1 H22AM24…5 H22AM20…4

 

 

 

 

50 第二種(含有量)試料採取・分析

 

Appe8-4、Appe8-1、Appe10-2

Pb,As,Cd,Hg,F,B,Seは・・・ 1mol塩酸重量比3%で混合し検液を作成☆

H28AM18…(3)、H26AM19…

シアン・・・蒸留法☆  

水を加えた後、アルカリにならないように調整(H2SO4)し蒸留して揮散してきたシアン化水素を定量する

H28AM18…(1)、H26AM19…

六価クロム・・・アルカリ抽出法☆ 

純水炭酸ナトリウム炭酸水素ナトリウムを規定量加えたものを用いる・(無水NaOHも可)

 試料6g以上を量り採り、試料(単位g)と溶媒(純水に炭酸ナトリウム0.005mol及び炭酸水素ナトリウム0.01mol

  を溶解して 1 L としたもの)(単位mL)とを重量体積比3%の割合で混合する

R3PM33…5、H28AM18…(5)、H26AM19…

Cdについては、採取した土壌をガラス製容器または測定対象とする物質が吸着しない容器に収める

Fについては、採取した土壌をポリエチレン製容器または

測定対象とする物質が吸着もしくは溶出しない容器に収める⇒ガラス製不可

H26AM20…、H25AM16…、H24AM16…

Bについても、採取した土壌をポリエチレン製容器または

測定対象とする物質が吸着もしくは溶出しない容器に収める⇒ガラス製不可

 

含有量調査=全量分析

金属製以外のふるいで2mmを通過させ、保冷箱にて運搬冷暗所に保存、           H28AM18…D

30℃を超えない室温にて風乾後、試料と溶媒とを重量体積比10%の割合で混合☆を作成

常温常圧で120分水平振盪、10~30分静置後、上澄み液を(必要に応じ3000回転/分×20分遠心分離)

口径0.45μmのメンブランフィルターφ90mmで濾過した濾液を検液とする

尚、報告値は乾燥重量あたりとする

 

R3AM32…1 R3PM33…5 R元AM32…3 H30AM17…1 H29AM22…5 H28AM21…1

H28AM18…1 H26AM20…2 H26AM19…4 H25AM16…3 H24AM16…3 H23AM21…3

H23AM19…2

 

 

 

 

 

51 ボーリング調査・滞水層

Appe11-2

法5条特例調査・自然由来特例調査以外の人為由来汚染では原則として

深さ10m以浅に滞水層の底面がある場合は当該底面より深い位置で試料採取を行わない     H22AM19…(1)

全部対象区画内が建築物、コンクリート、アスファルトなどで覆われている場合は

それらの被覆物を除いた位置を地表と見做して試料を採取する                      H22AM19…(2)

滞水層の底面は、滞水層を満たす地下水の受け皿となっている難透水性の地層の直上部を指す H22AM19…(3)

粘土やシルトを主体とする難透水性の地層や岩盤が滞水層の底となるためには

それらの地層が連続して一定の厚さをもって分布する必要がある                    H22AM19…(4)

滞水層の底面を判断する場合の滞水層には、降雨時一時的に地下水が存在する宙水層は含まない

H22AM19…(5)

水道管、ガス管、電話線など地下埋設物の破損を防ぐ為、ボーリング時には

事前に埋設物の有無を調査するとともに、手掘りで試掘を行うなどの配慮をする

R2AM32…(1)、H24AM32…(1)、H23AM23…(1)

無水掘りでボーリング調査を行う場合は、第一種特定有害物質の揮発に注意する必要がある

特に無水掘りを採用する際は、熱の影響によるVOCの揮発が少ないコア試料中心部を採取する

R2AM32…(2)、H29AM19…(1)(4)、H26AM35…C、H24AM32…(2)、H23AM23…(2)

地層分布や汚染濃度を把握できた現場では、必ずしもオールコアによる試料採取を行う必要がない

H29AM19…(2)、H26AM35…A、H24AM32…(3)、H23AM23…(3)

土壌汚染が存在する滞水層より下位の滞水層までボーリングを行う場合は、

ケーシング及び遮水材(セメントまたはベントナイト等)でボーリング孔を確実に遮水した上で

下位滞水層に掘り進むなど、汚染の拡散防止を図ることが重要である

H29AM19…(3)、H27AM21…(1)、H26AM35…B、H23AM23…(4)

ボーリング調査後のボーリング孔は、適正に観測井として仕上げるか、迅速に埋め戻す必要があるH23AM23…(5)

掘削に伴い発生したスライムや使用済みの泥水は、回収して適切に処理(専門の業者に処分を委託)する

残された孔については、ベントナイトにて迅速かつ確実に埋め戻しを行う

R2AM32…(5)、H29AM19…(5)、H26AM35…D、H24AM32…(5)

地表から5~50cm区間の土壌の採取にボーリングマシンを利用する場合は、無水掘りとする⇔清水掘り

常時揚水していない観測井など、地下水中の第二種特定有害物質の濃度について観測井周囲の帯水層と

 観測井内の地下水では 差異が出るので、パージが必要である

六価クロム化合物を分析対象とする試料について pH の調整は、分析室に持ち帰ってから行う

地下水試料は、観測井のスクリーン区間の中間深度から採取する

採取した地下水に濁りがみられる場合に限り、試料を孔径0.45nmのメンブランフィルターでろ過して検液とする

R3AM33…5

 

 

R3AM33…5 R2AM32…2 H29AM19…5 H29AM18…4 H28AM23…1

H27AM21…4 H26AM35…1 H24AM32…2 H23AM23…3 H22AM19…5

 

 

 

 

52 状況調査における試料採取の方法

GL320、Appe5-1

シマジンは、凍結保存する

PCB・ふっ素及びその化合物は、暗所に保存する

1,3-ジクロロプロペンは、10℃以下の暗所に保存する

トリクロロエチレンは、4℃以下の冷暗所に保存する

土壌ガスの分析は、現地で行う場合は採取から24時間以内、現地以外の分析室で行う場合は採取から48時間以内で行う

 

 

H28AM24…4H27AM25…4H26AM23…4H25AM19…4H22AM23…2

 

 

 

53  岩盤

Appe18

岩盤は土壌ではないので、土壌汚染対策法の適用外となる

原位置において指圧程度で土粒子に分離できない固結した岩盤は、試料採取を行わない

 

H30AM22…5H25AM22…2H24AM21…4

 

土壌汚染調査技術管理者試験 対策講義 ⑥ に続く