土壌汚染調査技術管理者試験 対策講義 ③

アーサー技建は、土壌汚染浄化工事会社です

土壌汚染調査技術管理者試験 対策講義 ②  の続き

土壌汚染調査技術管理者試験 対策講義 ③  セクション24〜34です

 

法体系を理解するというのは、理系の人に限らず、文系の人にも難しいことだと思います。

土壌汚染対策法に独特の、用語や図面に慣れることが大事です。(用語の元は、米法の訳語だと思います)

このあたりを理解するかどうかで大きく差がつくので、この分野は、当該試験のヤマです。

問題演習を繰り返して、用語や図面に慣れましょう。

 

24 地歴調査(資料調査)において入手すべき情報

25 現地調査(聴き取り調査)において入手すべき情報

26 おそれの区分の分類(文章題)

27 おそれの区分の分類(平面図)

28 おそれが生じた場所の位置(おそれの位置の深度)

29 試料採取地点

30 試料採取区画の選定

31 試料採取物質

32 状況調査の結果を示す報告書に記載すべき事項

33   単位区画の基点の設定

34 単位区画の設定

 

 

 

 

24 地歴調査(資料調査)において入手すべき情報

おそれの把握

土壌汚染状況調査の調査実施者は、指定調査機関

・法3条の「通知の申請」や「現地調査」は、必ず「地歴調査(資料調査)」の後に行う。

PRTR(化学物質把握管理促進法:化管法)・・・VOCやカドミウムのトレサビリティ

・MSDS(製品の安全性データシート;特定有害物質使用履歴:トレサビリティ)は重要

・貯蔵についての調査では、地下への漏出が懸念される地下タンクなどの地下埋設物のみならず、

地上タンク地上配管製品貯蔵所などの資料も収集しなければならない

・登記簿謄本などの公的資料<空中写真住宅地図、 公図<実測図

熟練工退職者など、事業に詳しい者の情報があれば、積極的に入手する

・調査対象地の範囲を確定するための情報、土地の利用及び地表の高さの変更、地質に関する情報

☆「特定有害物質」による汚染のおそれに関する情報

・「特定有害物質」の埋設等・貯蔵等・使用等(製造・使用・処理)

・地表の高さの変更に関する情報

・周辺の土地に係る情報・周辺の土地の土壌汚染に係る概況

・「柱状図」「地質構成に関する情報」は、汚染が生じた場所の位置(=深さ)の推定や、帯水層底面の位置の把握に使う

R3AM8…5 R3AM5…4
R2AM5…4 R元AM5…5 H30AM8…2 H29AM9…3 H29AM8…2
H27AM9…1 H27AM8…5 H26AM10…4 H25AM8…3 H25AM5…3
H24AM8…1 H23AM11…2 H23AM7…2 H22AM11…2 H22AM7…4

 

25 現地調査聴き取り調査において入手すべき情報

おそれの把握

土壌汚染状況調査調査実施者は、指定調査機関

・法3条の「通知の申請」や「現地調査」は、必ず「地歴調査(資料調査)」の後に行う

・閉鎖工場であっても、当該閉鎖工場の操業関係者に資料提供を依頼する

・原則として土壌汚染状況調査を監督する技術管理者は、現地を1回は踏査する

 

R3AM9…4 R2AM9…1 R元AM7…1 H30AM10…5 H30AM6…1
H29AM11…5 H29AM5…1 H26AM10…4 H25AM9…2 H22AM8…4

 

 

26 おそれの区分の分類(文章題)GL172

・親物質⇒分解生成物すべてが、同じ分類となる

・VOC(第1種特定有害物質)は、おそれの区分の場所の位置を重ね合わせる

・ガソリンスタンドでは、1980年代までハイオクにPbが使用されていた・ベンゼンは1%を上限にガソリンに含まれる

↑従ってガソリンスタンド跡地は、Pbベンゼンについて、土壌汚染が存在するおそれが比較的多い土地に分類される

・特定有害物質ごとに、単位区画ごとに、おそれの区分の分類を行う

埼玉・神奈川などでは条例で、ガソリンスタンド跡地が法3条調査の対象となる

・人為由来汚染のおそれがなく、専ら自然由来の土壌汚染のおそれが認められる調査では、

おそれの区分の分類行わない

土壌汚染のおそれが比較的多い  特定有害物質使用施設の製造・使用・貯蔵施設(屋外で密封貯蔵)変圧室PCB

少ない     就業中の従業員が出入(工場の敷地・事務所棟・休憩所・搬入P・屋内密封貯蔵庫)

ない      通勤用P・体育館就業中の従業員が出入りしない遊休地

PCBは、1953~1972製造の変圧機(キュービクル)に使用されている

~1989年製造の変圧機には微量のPCBが含まれている。

 

31R3AM5…4 R2AM13…2 R2AM12…3 R元AM10…2 H30AM12…2 H29AM15…1

H28AM8…2 H27AM14…3 H26PM22…2 H26AM21…5 H26AM12…1 H25AM11…4

H25AM14…5 H25AM10…1 H24AM7…5 H23AM14…1 H22AM14…4

 

27 おそれの区分の分類(平面図)

 

土壌汚染のおそれが比較的多い  特定有害物質使用施設の製造・使用・貯蔵施設(屋外で密封貯蔵)変圧室PCB

少ない     就業中の従業員が出入(工場の敷地・事務所棟・休憩所・搬入P・屋内密封貯蔵庫)

ない      通勤用P・体育館就業中の従業員が出入りしない遊休地

・人為由来汚染のおそれがなく、専ら自然由来の土壌汚染のおそれが認められる調査では、おそれの区分の分類は行わない

PCBは、1953~1972年製造の変圧機(キュービクル)に使用されている。

~1989年製造の変圧機には微量のPCBが含まれている。

 

R3AM12…2 R3AM11…5 R2AM15…3 R元AM14…5 H30AM11…4 H29AM13…2

H28AM14…3 H28AM9…2  H25AM6…3 H23AM8…1

 

28 おそれが生じた場所の位置(おそれの位置の深度)

 

・基本的に地表がおそれが生じた場所の位置となる

VOCおよびHgは、volatilityがあるので重ね合わせ可能で、地表おそれが生じた場所の位置とする

第二種・第三種は、それぞれの深さを、おそれが生じた場所の位置とする

第二種・第三種は 1m以内に限り重ね合わせて、最上部をおそれが生じた場所の位置とする

 

R2AM11…4悪問 R元AM12…3良問 H30AM19…3良問 H30AM15…1 H29AM21…3

H28AM11…3  H27AM15…3 H27AM12…3 H26AM15…1 H26AM8…3 H24AM12…4

H23AM17…1 H22AM13…1良問 H22AM15…5

 

29 試料採取地点

 

全部対象区はおそれが生じた場所の位置(深さ)で採取・・・高さが同じなら、単位区画ごと1ケ所

高さが違う場合でも、VOC(Hg)なら重ね合わせ可

・一部対象区は、VOCなら□30の中心で表層ガス調査・・・第二種・第三種なら一部対象区の5地点混合(深さごと)

・一部対象区は、VOCなら□30の中心⇒H30AM24・・・2、R3AM12…2

・一部対象区とは、□30の中に、対象外区画があれば、5地点混合から除外して、それ以外の一部対象区

・一部対象区とは、□30の中に、全部対象区画があれば、5地点混合から除外して、それ以外の一部対象区

 

R3AM13…4☆ R3AM14…5 R2AM16…1良問 H30AM24…2 H28AM19…4

H27AM13…4良問 H26AM21…4良問 H25AM13…4良問 H24AM10…4 H22AM16…2

 

30 試料採取区画の選定

 

土壌汚染の↓        第二種・第三種 特定有害物質

おそれが比較的多い⇒全部対象区画⇒おそれが生じた場所の位置(表層またはその深さ)で試料採取

おそれが少ない⇒一部対象区画⇒おそれが生じた場所の位置(表層またはその深さ)で試料採取し、1~5地点混合する。

おそれがない⇒対象外区画⇒試料採集区画となることはない

 

土壌汚染の↓        第一種特定有害物質:VOC表層ガス調査

おそれが比較的多い⇒全部対象区画⇒表層ガス調査

おそれが少ない⇒一部対象区画⇒□30の中心区画で表層ガス調査

おそれがない⇒対象外区画⇒□30中に一部対象区があり、□30の中心区画ならおそれがない区画でも表層ガス調査

 

R3AM12…2☆ R3AM11…5 R2AM10…3 R元AM15…2 H29AM10…4

H28AM12…3 H27AM10…3 H23AM24…3 H23AM16…4 H23AM13…3  試料採取等の対象としない深さの限定

 

31 試料採取物質

 

法3条調査(使用が廃止された有害物質使用特定施設に係る工場又は事業場の敷地であった土地の調査)においては

特定有害物質の種類通知を申請し、知事から地歴調査で判明した特定有害物質以外の種類の通知を受けた場合には、

通知を受けた特定有害物質を(必ず)含め、試料採取等対象物質の種類を決定する

法3条調査(使用が廃止された有害物質使用特定施設に係る工場又は事業場の敷地であった土地の調査)においては

地歴調査によって試料採取等対象物質を特定するとともに、調査命令に係る書面に記載された物質と齟齬があった場合は

調査実施者の判断で(独断で)有害物質の種類を決定することは出来ない。・・・H28AM6D

☆特定有害物質の種類の通知の申請を利用する・・・地歴調査を実施報告後

法4条調査(土壌汚染のおそれがある土地の形質の変更が行われる場合の調査)においては

調査の命令に係る書面に記載された物質に加え、それ以外の特定有害物質を試料採取等対象物質とすることができる

法4条調査(土壌汚染のおそれがある土地の形質の変更が行われる場合の調査)においては

調査の命令に係る書面に、自然的原因による特定有害物質が記載される場合もある

☆知事が把握している自然由来地層や埋立由来汚染が追加されることがある

法5条調査(土壌汚染による健康被害が生ずるおそれがある土地の調査)においては

必ずしも汚染原因を追及する必要はない

☆汚染の状況を調査し、要措置区域or形質変更時要届出区域に指定するかどうかは、知事が客観的に判断する。

 

めっき工場⇒CNシアン・六クロ・Cdカドミウム・トリクロロエチレン(洗浄)

都市ガス製造⇒CNシアン

ふっ酸・蛍石フッ素

アマルガム=水銀Hgの合金

はんだPbと錫

ガソリン⇒ベンゼン1%を含む、~1975はレギュラーガソリンにPbを含む、~1986はハイオクガソリンにPbを含む

VOC使用⇒分解性生物すべて・・・H28AM6C

農薬製造工場砒素水銀1,3ジクロロプロペン(薫蒸)・有機りん化合物・シマジン(分解性除草剤)

精密機械(半導体)製造工場⇒トリクロロエチレン(洗浄)、1,1,1-トリクロロエタン(洗浄)、ジクロロメタン(洗浄)

1,1-ジクロロエチレン、1,2-ジクロロエチレン、クロロエチレン(分解生成物)

コピー機の感光ドラム製造Seセレン及びその化合物

 

if密封and屋内貯蔵おそれはない試料採取等対象物質なし

eaven if密封and屋外貯蔵おそれは比較的多い⇒試料採取等対象物質とする

 

H25AM7…4 分解性生物

R3AM5…4 R2AM8…3 R2AM6…5 R元AM6…2 H30AM9…4 H29AM6…1

H28AM7…4 H28AM6…2 H28AM5…1 H27AM7…3 H26AM9…3 H26AM7…2・・・1つ

H25AM7…4 H22AM10…5良問

 

 

32 状況調査の結果を示す報告書に記載すべき事項

 

土壌汚染状況調査は、必ず指定調査機関が行うこととするが、報告義務者は指定調査機関でない

報告義務者は法3条法5条では土地の所有者等であるが、法4条だけは土地の質の更をしようとする者

・法3条調査(使用が廃止された有害物質使用特定施設に係る工場又は事業場の敷地であった土地の調査)においては

所有者等が、結果を調査義務が発生した日から120日以内土壌汚染状況調査の結果を報告する

・法4条調査(土壌汚染のおそれがある土地の形質の変更が行われる場合の調査)においては、

土壌汚染状況調査の結果の報告義務者は、土地の質のをしようとする者

法5条調査(土壌汚染による健康被害が生ずるおそれがある土地の調査)においては

当該土地の所有者等に対し、法5条調査の報告を命ずる・・・報告義務者は、所有者等

・地歴調査の結果、

土壌溶出量基準又は土壌含有量基準適合に適合しないおそれがあると認められた特定有害物質の種類

・試料採取等対象物質の種類ごとに土壌汚染のおそれの区分の分類を行いその結果を図面にして示す

試料採取地点示す図面も添付

・土壌溶出量及び又は土壌含有量調査を実施した場合は、

地歴調査で特定した土壌汚染のおそれが生じた場所の位置試料採取深度を記載する(汚染状態を明らかにした図面)

・土壌汚染状況調査の全部又は一部を省略した場合は、省略した内容と理由を記載する。

試料採取の一部を省略した単位区画がある場合は、その位置を明確にする

 

調査結果以外では、

土壌汚染状況調査を行った指定調査機関の名称、 指定番号、状況調査を監督した技術管理者の氏名技術管理者証の交付番号

 

試料採取等区画の選定結果試料採取地点の設定場所・試料採取地点を記した平面図

R2AM31…2 R元AM27…2 H30AM29…5 H28AM34…5 H27AM28…2 H26AM29…2  H25AM29…4 H24AM24…2

 

33 単位区画の基点の設定

 

原則はまず最北端を起点とし、最北端が複数ある場合は最も東を起点とする

基本的には対象地ごとに起点を設定する

調査対象区ごと複数起点を設定するのはだが、法4条調査では起点を1つにしてもよい

 

R3AM10…3 R元AM13…4 H30AM14…1 H28AM10…1 H26AM14…3 H24AM9…3

 

 

34 単位区画の設定

 

統合は隣接≦130㎡マデ

軸の長さは≦20mマデ

基本的には対象地ごとに起点を設定する

□30mは、半端を統合しない

 

R2AM14…4 R元AM11…1 H30AM16…2 H29AM14…4 H27AM11…3 H26AM13…3 H25AM12…4 H23AM12…3

 

 

 

土壌汚染調査技術管理者試験 対策講義 ④  に続く