いつも心にギャンブルを③

 
>>無頼派で有名な、囲碁棋士藤沢秀行(1925~2009)は、競輪などで作った億単位の高利の借金を、棋聖位6連覇して返済した。
アルコール依存症であり七番勝負のときだけは禁断症状に苦しみながら酒を抜いた。平時から酒をよくたしなみ、午前中にウイスキーを一本あけ、酔うと卑猥な言葉を発し周囲を困らせ若手の一流棋士を捕まえては一局1000円で早碁を打った。泥酔状態でも並の棋士は歯が立たなかったという。>>wikiより
 

小池重明でも秀行先生でも、ギャンブルが先か棋力が先かと聞かれたら、必ず棋力が最優先だ・・・。

凡人には真似ができないから、或る種羨望を感じるのだ・・・。

小池の将棋の悪魔的強さ・秀行先生の囲碁の軽みに達した強さは、

映画Scent of a Woman のアルパチーノが、突然に覚醒して、

チャーリー少年の危機を救うシーンを思い出す。

There was a time I could see.
And I have seen. Boys like these, younger than these.
Their arms torn out, their legs ripped off.
But there is nothing like the sight of an amputated spirit.
There’s no prosthetic for that.

和訳

私にも見える時はあった。
そしてこの目で見てきた。ここにいる者たちよりも若い兵士たちが、

戦場で腕をもぎとられ、足が吹き飛ばされるのを。
しかし、潰された魂ほど無残なものはない。
潰された魂に義足はつかないのだ。

Now I have come to the crossroads in my life.
I always knew what the right path was.
Without exception, I knew, but I never took it.
You know why?
It was too damn hard.

Now here’s Charlie.
He’s come to the crossroad.
He has chosen a path.
It’s the right path.
It’s a path made of principle,
that leads to character.

Let him continue on his journey.
You hold this boy’s future in your hands, committee.
It’s a valuable future.
Believe me.
Don’t destroy it. protect it.
Embrace it.
It’s gonna make you proud one day, I promise you.

和訳

私も何度か岐路に立った。
いつも、どちらの道が正しい道かは判断できた。
例外なくだ。
だが、その道を行かなかった。
何故か?
困難な道だからだ。 

ここに居るチャーリーも岐路に直面した。
そして彼は正しい道を選んだ。
真の人間を形成する信念の道だ。

彼の旅(学業)を続けさせてやろう。
彼の未来は君ら委員の手の中にある。
価値ある未来だ。
それは保証する。
潰さず守ってやってくれ。
愛情を持って。
いつかそれを誇れる日がくる。

学校を退学になりそうなチャーリーを救う渾身の演説

クリックして、もう一度再生してみよ。

”Scent of a Woman1/3”

“Scent of a Woman2/3”

Scent of a Woman3/3

映画史に残るクライマックスの名演説。

アルパチーノの役は、視力を失って自暴自棄の退役軍人だが、

ダメ人間のようで、イザとなったら無双」という人物が、

映画ではなく、小池重明や秀行先生のように現実に存在したんだ。

スレイド大佐は、ろくでなしで、途轍もなく優しい人だ。

ダメ人間と覚醒した時のギャップが魅力で、凡人では、そうは行かない。

実際、僕が、数多く見てきたギャンブラーの多くは、単なる怠け者で、

気づいたらギャンブル依存性になっていたという人がほとんどだ。

怠惰が悪いことだとは、思わないし、

自分が他人にも甘いので、そのような人を、悪人だとも思わないのだが、

秀行先生や重明先生ぐらいになると、信じられない程の努力家で、集中力が半端ない。

だから、本業以外の勝負事をやる際にも、一切手抜きをしない。

競輪でもサイコロ博打でも、とことんやる。

それに対して僕は、サラリーマンをやり、所帯を曲がりなりに、経営しながら

これからも、所帯博打(しみったれた額のギャンブル)をやるのだと思っている。

そして、ギャンブルをやらないと、自分の魂が死んでしまうのではないか、とさえ思う。

Because there is nothing like the sight of an amputated spirit of Gambler.

No Gamble No Life!

 

 

重明先生や秀行先生でも、例外ではなく、

高利の借金+ギャンブル=破滅  というのが恒等式だ。

だから、「いつも心にギャンブルを」というのは、

その陰の部分に目を向けていない、願望というか、心意気を示すものでしかない。

この続きは、別の所で書いたほうがいいと思う。

 

ギャンブルの種目にも、好みがあるが、

僕は、「手本引きが最も面白いと信じている。

>>親は1から6までを図案化した6枚の札の中から自らの意志で1枚を選び出し、子は1点から4点張りのいずれかの賭け方で親が選んだ札を推理して勝負に挑む。1点張りは当たる確率が低くなるだけに配当が高く、4点張りは確率が高くなるだけに配当が低くなっている。 人数制限は特になく、15人程度の多人数が同時に参加することができ、ひと勝負は2分前後の短時間で決着する。任意のタイミングで参加退出が可能なことから、不特定多数が出入りする賭場の都合に適っていた。 「ホンビキ」「失地(しっち)」「釣り」とも呼ばれる。1人の親に対して複数の子が賭けを行うところは追丁の攻防に主眼が置かれ株(おいちょかぶ)と似ているが、偶然性よりも過去の推移や相手の性格や癖(キズ)を読むといった心理戦る。その興奮や恍惚感から、手本引きを知ると他のギャンブルがつまらなくなると言う人も多く、丁半やアトサキ(バッタ撒き/ジャンガー)などの賭博よりも格上とされ、日本における究極のギャンブル」「博奕の華」「賭博の終着駅」と称賛される。>>wikiより

(バカラで云うケイ線に当たる 6ケのモクと各自6枚の札を使って、親の入れた札を当てるだけのシンプルなゲームだが、親との心理戦で、1/6が面白いように当たり出す時がある)

そして、日本にカジノを作るなら、マカオに「牌九:パイガオ」があるように、

日本のカジノに特色を出すために、是非、<手本引き>を加えてほしいと思っている。

「究極のギャンブル」「博奕の華」を、日本のIRの目玉にするといい

手本引きのルールをカジノで再現するには、

絶滅危惧種になっている「合力(ごうりき):手本引きのディーラー」が必要だ。

バカラのディーラーなら、カジノ学校で養成したらいいのだが、

手本引きの合力は、滅相居ないし、養成が難しい。

手本引きは、ほぼ、99%以上、胴元が暴力団で、絶滅危惧種が絶滅しそうだから、、、。

 

“Catch me if you can” という映画があったんだが、実話で、

邦題「世界を騙した男」フランクアバネイルは、小切手偽造詐欺で服役後

何と、FBIに正式に雇用されて、小切手偽造詐欺を見破る犯罪捜査アドバイザーになっている。

元暴力団でも、刑罰を受けた後なら、日本のカジノの手本引き部門のアドバイザーをやればいいと思う。

井川意高氏も、日本のIRのスーパーバイザーに加えるとよい。

なぜなら、井川氏も刑を終えているからだ。

昔、石原慎太郎が都知事のころ、IRの見学と称して、

ラスベガスに視察に行った際、視察団の中に、関東の指定広域暴力団関係者がいて、

都議会で問題になったことがあったが、僕は「餅は餅屋」だと思う。

ギャンブルのシロートの国会議員がいくら議論しても、

せいぜい、「ギャンブル依存症」対策の議論だろ!

元貴闘力や琴光喜の引退後のケアをする方が先ではないか❗️

ボンクラ❗️

どボンクラ❗️

 

 

ボンクラ(盆暗)というのは、博打の盆中(ボンナカ)が見えていない

胴元(カマヤの事)や張り子スペックマン(シキハリら)を、貶す言い方で、

イカサマ内偵(警察の)をされても、気付かない人のことですが、

ここでは、IRを議論している国会および

元貴闘力や琴光喜を解雇した日本相撲協会の事を言っております。

「ど」を付けると、次の言葉を上品に強調する言い方になります。

例:どアホ,どめくら(fuckin’  blind ↑映画中スレイド大佐が自分の事を称して)

 

 

 

「いつも心にギャンブルを」という本があって、著者は、故安部譲二

「小バクチのすすめ」という本があって、著者は、将棋棋士の先崎学

いずれの本も、かつて僕の本棚にあって、

ひそかに僕は、息子に小バクチの愉しみを教えようと思っていたのだが、

それらの本は、消えて無くなっている。

恐らく、女房が古本屋に¥10/1冊(二束三文)で、売ったのだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

記:野村龍司