ピカレスクやコンゲーム小説やゴシップは、大衆娯楽だ。

ピカレスクと云うのは、

悪漢小説(悪者が主人公の小説)の事で、主人公の自称はだいたい「俺オレ」「儂ワシ」だ。

石川五右衛門雲霧仁左衛門鼠小僧次郎吉」「仁義なき戦い」

ゴッドファーザー」「ケープ・フィアー」のことで、

俺は「ケープ・フィアー」のデ・ニーロの怪演が好きだ。※1

 

以前「コンゲーム小説」という題でupしたが、コンゲーム小説とは、

いわゆる、経済詐欺をテーマにした娯楽小説のことだ。

 

さても、芸能ゴシップは、TV放送業界では、恰好のネタになっている。

つまり、芸能ゴシップは大衆娯楽の一分野だ。

渡辺謙の娘で女優ののダンナ:東出昌大が、共演女優とウワキをして、

携帯メールチェックをしていた杏にバレて、別居状態だという。

杏の言い分は、随分と世間(殊更女性)に支持されている。

曰く「イクメンのイメージが裏切られた。」

曰く「奥さんが妊娠中のウワキは許せない。」

 

俺は(東出のような)イイ男がモテるのは、仕方がないと思う。

たくさん種蒔きするのは、オスの本能だし・・・。

ショーケン:故 萩原健一が、久しぶりにドラマに出た際に、

「近ごろの女優は、共演しても ヤラセねぇんだナ」という感想を曰ったと云う。

きっと俺は、ショーケンと同じ旧世代に属するのだろう。

東出は、必要以上にバッシングに遭っていると思っている。

「イメージが裏切られた。」と言われても、一方的な 勝手なイメージだろ!

勝手に期待しておいて 裏切られたというのだ。

期待を裏切られたという落差と、感情移入を、愉しんでいるくせに、

無責任に「許せない!」と大合唱するのが世間だ。

イクメンを前面に推し出したCMに出ているのは、

飽くまでCM製作会社が期待を先行させて創作したイメージだ。

ドメスティックな裏切りを、まるで反社会的犯罪のように、毎日TVで流されているので、

彼等 芸能人は、必要以上のバッシング(吊るし上げ)に遭っていると思う。

つまみ食いを、謝罪する相手は、1人だけでいい筈なのに、娯楽で加勢する世間にまで、

「謝れ」だの「杏ちゃんが赦しても私は赦さない」だの言われるのは心外だろう。

そこまで行くと最早、大衆の暴力だ。

 

この件(love affair)に関し、コメントを求められたけらえいこは、

「現代の日本社会は、世界でも珍しい 夫婦同姓を基本とする(夫婦別姓が議論の対象となる程に) 

男性上位社会であって、下位の女性が唯一 傅カシヅかれる(:持ち上げられる)のは、

結婚の際の誓いのみで、僕が、生涯 懸けて アナタをお守りします。

と言われる瞬間(とき)なんです。」と言う。

「その数少ない(女性上位の)男性による誓いを頼みに、女性は結婚に踏み切るのであって、

その唯一の拠り所を、覆して裏切られる事が、女性は許せないんです。」と言う。

さすが、ワセダ出身のマンガ家は、ロジカルだ。

それも、一理あると思うのだが、俺は、瞬間は永続ではないので、

誓いは一種 心裡留保だと思う。※2

また「不倫は文化だ!」にも一理(ひらきなおりの真理が)あると思うので、

現在別居状態の東出が、元のサヤにおさまるのかどうかは、どちらでもいいが、、、

世間や身内を味方につけた女性側が、当人の感情増幅させて、

別れるという一択になるのではないかと思う。

悲しいから泣くのではなくて、泣くから悲しいのだ

怒っているから 矛を収めて誓いの原点に帰る事が出来ない。

世間が煽るから、怒りや嫉妬を増幅させて、男を赦すことができない。

大体、感情的になると、良い結末にはならないとしたものだ。

 

TVなど 媒体への露出が多い芸能人というのは、

プライバシーまで売る 消耗品(娯楽の餌食)である。

消耗品が擦り減って(飽きられて)、摩耗する(忘れ去られる)のは仕方がない、

オトナ同士の火遊びだし、火傷ヤケドという結果を、

一生引き受けるのがオトナというものだ。

鈴木杏樹だろうが、何サマだろうが、所詮他人なので、

彼ら彼女らの火遊びの火の粉が、

我が身に降り掛からない限り、どうでも

いいのだ

赤塚不二夫画伯:鼻毛

 

※1

当ブログの一人称を「俺」にする時は、偽悪者ぶって、自然にピカレスクロマンの文体になる。

「意地悪ばあさん」も「天才バカボン」もピカレスクなのだ

 

※2

心裡留保(しんりりゅうほ)とは、

意思表示を行う者(表意者)が自己の真意と表示行為の内容との食い違いを自覚しながら行う意思表示。

民法第93条では、意思の不存在(意思の欠缺)の一種とされ、単独虚偽表示とも 言い替え可能だ。

その時期の、そのような意思表示は、一時の熱slight feverであって、

それが無いと、結婚に踏み切るだけの勢い(糞切り)がつかないのも確かだ。

正確に同義ではないが、違う言葉で言うなら、韜晦(トウカイ:本心ではないことを言う事)。

男性の誓い心裡留保韜晦なら、けらえいこのロジック(三段論法の仮定の部分)が成り立たなくなってしまう。

と、俺は本心で思っている。