↑僕の家から歩いて2分 公園のシラカシの木 撮影日2017年9月4日
公園は、京都市左京区馬場公園で、西側道路の塀のコンクリートに、
ハマグリ(オバケのQ太郎の裾)のような斧足(ふそく)を広げて、
コンクリートにまで馴染んでいるように見える。
都市公園は、都市計画法(昭和43年法律第100号)第4条第6項に基く
都市計画施設として設置されているので、樹齢は50年ぐらいだ。
永いこと、直径60.5mmの鋼管を呑み込もうと奮闘しているんだろう。
「上顎うわあご」のあたりの形成層(種子植物の幹に表在している樹液の通路)が、
乾燥気味に割れて、苦戦(ゴマメの歯軋り:ムダな努力)をしているのか、
あと1cmがどうしても届かず、切歯扼腕中で、木も老化して来て、
鉄パイプを呑み込むのは、途半ばで諦めるのだろうか?と思っていたのだが、、、
↓最近撮影した写真
↑撮影日2019年8月16日 「大文字送り火」当日
ウェットに緑の苔が生えて、いい感じに呑み込んでいる。
木の上部に空洞(どんがら)があって、その奥が、東山鹿ケ谷の方角だ。
銀閣寺・吉田山界隈に登場した1911年「二月の頃」画像再掲↓
東山のスカイラインが、写真と一致する。
↑2019年10月22日(即位の日)撮影
「二月の頃」の絵とは、view point が少し違うが、写真では「大文字」の火床に陽が射している。
↓直近の写真 撮影日2019年10月19日
間抜けな三角目のウワバミ(boa constrictor)↑のようだ。
恐らく この後「上顎」と「下顎」は、互いを他者ではないと認識するので、癒着していくんだろう。
それでも、苦節ウン十年、ガマグチが閉じたところで、誰からも賞賛される事はないだろう。
↓公園側から撮影2019年10月22日・・・ずんぐりのろまな オオサンショウウオみたい。
何かを成し遂げようとする時「諦めない」というのは、大事な要素だが、
それだけで、どんな難題も解決するわけではない。
もう一つ「不断に努力を積み重ねること」だというと、
教条的dogmatic 説教臭過ぎるだろうか?
オマケ
因みに「みちにたおれてだれかのなを~」‘わかれうた’ by中島みゆき
の「みち」は、道ではなくて途 ・・・つまりこれは、単に酔っ払いが道で寝ているのではない。
何か目標を持った人が途上で、その遂行に困難を感じているという状況だ。
「旅は~まだ終わら~ない~」 ‘ヘッドライト・テールライト‘の途なのね。
オマケのオマケ
「『金は貸しても、借りん!』というので、家の前庭に花梨(カリン)を植え、裏庭には樫(カシ)を植えて、此れを以って子孫への家訓とする」という植栽レイアウトがある。
オマケのオマケのオマケ
異形のコイン怪獣カネゴンは、毎日¥3,520のコインを喰うのだが、
守銭奴で、なぜか 胸にレジスターがついており、
コイン選別腸で、コインの真贋が分かるという設定だ。
←最初の写真 を見て
カネゴンみたいだと思った人は、僕と同世代だと思う。
約50年前に、僕らの間で、鉛筆を両横にはみ出すように咥えて
「『学級文庫』って言ってみ!」という遊びがあった。
鉛筆を咥えたままだと、口が閉じられなくて、文庫→ウンコ
「学級ウンコ」になるので 一緒に笑うという、遊びだった。
小さい子供は、ウンコとオシッコが大好きだ。
「ウルトラQ」のテレビ放送は53年前1966年
コイン怪獣カネゴン あらすじ
金に意地汚い人間は、ガマグチのようなカネゴンに変身してしまうというのが、ストーリーの骨子。
ユーモラスな外見とは裏腹に、トラウマ要素の強い怪獣である。
まず、誕生方法。 サブタイトル「カネゴンの繭」とあるように繭から生まれる。
その繭は元々は手のひらサイズだが、数時間後には軽自動車程の大きさに成長。
繭には、なぜか大量の小銭が詰まっている。
繭を拾ってきたお金好きな少年:加根田金男は、大喜びで小銭に体をうずめるのだが
そのまま体の自由を奪われ、激しく暴れたかいもなく繭の中に飲み込まれてしまう。
翌日目が覚めると、カネゴンの姿になってしまっていたのだ。
両親からは怖がられ、街に出ればオジサン呼ばわりされ、
友人からは「みっともない姿になった」等とバカにされる。
それだけでも嫌なのだが、カネゴンの胸にメーターがあり、
お金を食べるとメーターが上がり、時間経過と共に減っていってしまう。
そして、このメーターがゼロになると、カネゴンは死んでしまうのだ。
因みに一日に必要な金額は当時価格で3,520円。
今の金額で言うと5万円相当の金額である。
特殊能力があるわけでもないので、メーターをゼロにしないためには
歩いてお金を集めなければならなかったりと苦行を強いられる。
それでも、事情を察した友人たちの協力を得て、何とか少年の姿に戻ることができて
喜び勇んで帰宅した金男は、両親の異変に驚愕する。
カネゴンが数時間前に銀行で喰い残した小銭をネコババしていた金男の両親は
2人ともカネゴンと化していたのである。
照れ笑い合う2匹のカネゴンを見た金男は、
ただ呆れ果てるばかりであった。
という、救いの無い結末で終わる。
↓木が“リス”を飲み込んでいく、、、山火事注意・・・・・□玉県
記:野村龍司